文芸処・椋岡屋 裏話
更新日:2004年03月15日
★「春色の運命の糸」裏話

 某同人誌で発表したのを、こちらに転載したのはいいのですが、あとがきを 書いていないので、こちらに書きます。
 子犬を抱いた女性に一目惚れした駅員が、いかにして彼女に近づくかを書いた のが「春色の運命の糸」 なんですが、実は、書いた当初は、あくまでも序文に過ぎませんでした。構想して いたのは以下の通りです。

 海里が恋をかなえて、藤掛と犬のカレンとのラブラブ生活が続くのですが、 ある日、藤掛の勤める会社が債務過剰で会社更正法の申請を出しますが、却下され、 結局、藤掛の会社は倒産することになります。既に両親が他界し、知り合いのつてで 住ませてもらっていたマンションも、知り合い自体も経営不振で売り払われる事になり、 行く手のない藤掛は、踏切で飛び込み自殺をします。翌日、その事故の記事を読んだ 公休の吉野が海里に伝える為に、勤務先にやってきて、新聞を見せ、藤掛の自殺を 知る事に。勤務が終わった海里は、急いで藤掛の住んでいたマンションに行き、 遺書を読み、残されたカレンを引き取るところでEND。

 発表前は続きを書こうという意欲はあったのですが、いざ書き終えると、 このままハッピーエンドのほうがいいんじゃないか、と思い、結局、そのまま。 今は、もう続きを書く気はありません。

 話は変わって。藤掛がマンション住まいなのに、小型犬ではなく、大型犬の ラブラドール・レトリバーにした理由は、構想中に、UFOキャッチャーで ラブラドールのぬいぐるみをゲットして「かわいいぢゃん」ということで、決定。 その後、この作品を書くためだけに、ラブラドールの雑誌を買いました(爆)。 ちなみに、「シリウスの涙」を 書くときには、ゴールデン・レトリバーの雑誌を買いました。良い作品を書こう と思ったら、それぐらいの投資はしなきゃなりませんもの。

 余談ですが、副主人公の吉野のネタバレ本 作ってましたが……闇に葬りました。ゲットされた方は運が良いということで。

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