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うらばなし

★多摩川高速鉄道とは?

 椋岡が書く作品の舞台となっている「多摩川高速鉄道」ですが、 かつて所属していた趣味団体の鉄道模型仲間で、模型の架空鉄道会社を作る事が流行り、当時住んでいた東京都大田区を中心にして走る鉄道を考えたのが、 「多摩川高速鉄道」の始まりです。


 当初は、JRの大森駅と京急の大森海岸駅の間に位置し、旧大田区役所に比較的近い「大森中央駅」から多摩川に沿って八王子方面に行く「多摩川本線」と、 やはり大森中央駅から、今で言う品川シーサイド付近を通って、三田に行き、都営三田線と乗り入れる「マリン線」で構成していました。当時、 大田区は東急目蒲線(今の東急多摩川線側))の沿線に住んでいて、住んでいるところから京急線とか八王子方面に楽に行けたらな……という思いから発想したので、 一部の方には「かゆいところに手が届く」路線なのかもしれません(笑)。


 設定してから、しばらくは活動(?)していたのですが、鉄道模型を作らなくなってからは、この架空鉄道会社の存在を忘れておりました。 その後、小説の習作を書くときに「あー、そういえば多摩川高速鉄道という会社を作ったわ」と思い出し、起こしたついでに、 「マリン線」を大森中央駅から大黒ふ頭付近、横浜を経由して、「多摩高本牧駅」まで延ばして、「海岸線」に改称しました。 「多摩川本線」の設定に大きな変更はありませんが、一部区間は南武線(というよりは、南武線の前身である南武鉄道)のライバルにもなりそうです。

 また、作品「シリウスの涙」を書くのに当たって、鶴見線と南武支線を買収したとして、 「臨海線」と「浜川崎支線」も加わっております。

 さらに、多摩川本線と浜川崎支線を結ぶ路線として「むさし線」を追加しました。イメージとしては、大田区千鳥町付近の多摩川本線の駅から、 第二京浜の多摩川大橋付近を通り、浜川崎支線の臨海尻手駅を結び、早朝深夜を除いて多摩川本線からの直通列車です。路線名を平仮名表記にしているのは、元々は「武蔵線」だったところ、 国鉄の武蔵野線が開業して路線名が紛らわしくなり、多摩川高速側が平仮名表記に変更したという経緯によるもの。ちなみに「武蔵線」の名称の由来としては、 かつての武蔵国荏原郡(現在の大田区など)と武蔵国橘樹郡(現在の川崎市の大半など)から来ています。そうでもしないと、 多摩川を挟んだ大田区と川崎市の利用者が納得しそうにないので(苦笑)。この路線を介して、海岸線の車両を多摩川本線側の車両工場へ入出場させています。


 ということで、極端な事を言ってしまえば、(東急+京急+横浜高速鉄道みなとみらい線)+(京王+南武線)+(鶴見線+南武支線)+α=多摩川高速鉄道、となります。

 当初(一部作品)では、海岸線と多摩川本線の直通運転をしておりましたが、配線上に無理があるので、作者側都合で止めております(苦笑)。


 作品に登場する主な職場として、まず「大森電車区」が上げられます。なにせ、椋岡の作品でブッチ切りトップに登場する、 小杉希望のぞみちゃん(旧姓品川、初婚で小牧姓)の職場ですので。 海岸線全区間担当で、運転士単独の乗務拠点。大森中央駅に隣接しています。車掌の方は「大森車掌区」で、大森電車区と同じ庁舎にあります。 こちらも、海岸線全区間担当。

 同レベルで登場するのは、「大森中央駅」、そして大森中央駅を主幹駅とする「大森駅務区」。 大森中央駅は前述の通り、多摩川本線との接続駅かつ、大森電車区と大森車掌区の拠点駅で、大森中央駅休憩室も共通して利用出来るので、駅員と乗務員、 海岸線乗務員と多摩川本線乗務員同士の会話に持ってこいです(笑)。希望ちゃんが本社人事部から鉄道部に編入するときに受け入れ先になるのも、この大森駅務区。 設備の関係上、鉄道部に編入してから乗務員になるまで、管轄下の駅には異動にならないで大森中央駅の配属です。

 駅務区関係では、「多摩高本牧駅」を主幹とする「本牧駅務区」も多いです。 こちらの方は内海政樹くんが登場する作品の舞台となります。多摩高本牧駅の休憩室も、乗務員も利用できるので、特に内海くんとの会話で登場することが多いです。

 他の乗務拠点に多摩川本線の「多摩川乗務区」「八王子乗務区」、 臨海線&浜川崎支線の「臨海線営業所」、駅務区も他にあります。 近年書いた作品には多摩川本線は登場しないのですが、「聴け、蒼天の詩を」全面改訂版の登場人物の所属として登場。両方とも運転士と車掌が組みになっての乗務で、 多摩川乗務区は多摩川本線の他に、むさし線も担当。八王子乗務区は多摩川本線のみ担当です。それ以外で作品中に登場するのは、 海岸線車両基地の「大森検車区」、研修施設の「多摩川高速研修センター」、 直営病院の「多摩川高速病院」があります。


 尚、単純に「電車区」と書いている場合は「大森電車区」、「車掌区」も「大森車掌区」です。ついでに言えば、「営業所」は「臨海線営業所」。 駅務区については、海岸線関係では、大森、本牧、三田、横浜の4つが登場するので、適宜名称を付けています。 多摩川本線側の乗務拠点についてはそんなに出てこないと思いますが、多摩川乗務区を「多摩乗」、八王子乗務区を「八乗」にしようかと(ぇ。 作品中に出てくる「本牧」の大半は「多摩高本牧駅」で、「三田」も大半は「三田駅」ですが、駅務区を指している場合もあります。 また、登場人物同士の会話内に出てくる「中央」は「大森中央駅」で、「本線」は「多摩川本線」、「支線」は「浜川崎支線」です。


 あと、ここの会社の特徴に、「多摩川高速吹奏楽団」(通称:社内吹奏楽団)を持ち、 積極的にコンクールやアンサンブルコンテストに出場している事が上げられます。巷では作者の趣味と言われてますが、コンクール以外にも、会社行事の式典演奏、 車両工場一般公開などの沿線利用者向けイベントでのアトラクション演奏、スポーツ部の応援などもこなして、宣伝活動に一役買ってもらってます。 その為、吹奏楽部員を優遇して採用し、勤務もコンクールやイベント等の演奏活動の際は勤務免除と優遇されています。ちなみに、 レベルとしてはJR東日本東北吹奏楽団よりちょっと上の設定です。


 以上、多摩川高速鉄道について、思いつくまま書いてみました。他に気が付いたら追加するかもしれません。


*駅名や地名、路線名で検索してヒットしてしまった方、全く関係ない話でスミマセン。