文芸処・椋岡屋

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うらばなし

★執筆のおとも(万年筆編)

 ちょっと前まではメモとかプロット(に近いモノ)を書くのに、無印良品のゲルペンを使っていたのですが、2013年7月23日から、新しい万年筆にバトンタッチ。

シャルトル聖堂のステンドグラスをイメージした、プラチナ万年筆「#3776センチュリー・シャルトル・ブルー」

 プラチナ万年筆「#3776センチュリー シャルトル・ブルー」。お値段は……気になる方は、メーカーのサイトでこっそりと(苦笑)。

 椋岡が創作活動に万年筆を使うようになったのは、劇作家修業時代に、廉価なプラチナ万年筆「preppy」(2000円+消費税)を使ったのがきっかけでして、 その流れで、3500円ぐらいのやはりプラチナ万年筆を買って、2012年の夏の入院でその存在を忘れておりました。mixiニュースの万年筆関係の記事を見て、 万年筆の存在を思い出し、「無印のゲルペンを4本買うお金で、万年筆のインクカートリッジ1箱(10本入り)が買えるから、そっちの方が経済的かも」。

 しばらくは、3500円ぐらいの方を使っていたのですが、どうにも紙と筆圧の相性が悪くて、書きながらも引っ掛かり感が強く、しばらく考えた結果、 ちょっとグレードの高い万年筆に変えることにしました。


 まぁ、椋岡のことなので、買いに行く先は東急ハンズなのですが、考えていた予算だと、パイロットのカスタムシリーズか、プラチナ万年筆の「#3776センチュリー」。 万年筆を買うときのポイントとして、試し書きをすることが上げられるのですが、実際に試し書きをしたのは、パイロットの方。使い心地や書き味の感じ方には個人差がありますが、 椋岡の場合、微妙に引っ掛かり感があったのと、使っているのがプラチナ万年筆でインクもある、ということで「#3776センチュリー」にした次第。 ちなみに、お店の方曰く、1万円を超えるとどのメーカーも書き味は変わらず、「お好みでどうぞ」の世界だそうです。

 しかしです、その「#3776センチュリー」の色が3種類ありまして、そっちで迷いました。定番の「ブラック」以外に、赤ワインを彷彿させる「ブルゴーニュ」と、 フランスのシャルトル聖堂のステンドグラスをイメージした「シャルトル・ブルー」もありまして、どちらも美しい色合い。うーーーーんと迷った結果、 元々青いモノ好きなので、「#3776センチュリー シャルトル・ブルー」に決定しました。椋岡が行った東急ハンズには無かったのですが、富士山世界遺産登録記念で限定発売の 「#3776 西」があったら、そちらにしていたかもしれませんが。


 それで、実際の使い心地や書き味ですが、やはり、お値段に見合った書き味で手にも馴染むので、無理な力を入れずに筆が進み、長時間書いても疲れないですね。 それに比例するように、インクも減り具合が遅いので、ランニングコストも含めて、買って正解の万年筆です。

 万年筆の最適な手入れは「常に書き続けること」でして、「メモやプロットだけでは勿体ない」という考えが出てきているので、時代に逆行するかのように、 草稿も手書きにしようかという考えもチラホラ。実際に使ってみて思ったのですが、今でも手書きで原稿を書かれている商業作家さんは、おそらく、 自分に合った万年筆を相棒にして使い続け、そのために作家さんオリジナルの原稿用紙を作成しているのでは?と。

 原稿用紙も、デジタル化が進む今、必要なときにすぐに入手出来るとは限らないのですが、とりあえず、在庫が一定していそうなお店は見つけたので、 「聴け、蒼天の詩を」の草稿に入るまでに決めようと思います。10周年記念作品を書きながら、手書きの方が内容を吟味しながら書いている傾向が分かったので、 椋岡としては、手書きに戻ろうかと。執筆に掛かる時間とロスの枚数は計り知れないですけど(苦笑)。


 ちなみに、「書き味が良く、気兼ねなく使えて、色が椋岡好み」で選んだ万年津ですので、お値段に関係なく、普通にペンケースの中に入っています(笑)。

 あと、ちょっとビックリしたのが「化粧箱もお値段と比例する」。本体より重い化粧箱って一体……。63万円の万年筆の化粧箱が気になったのは、椋岡ぐらいですかね。