文芸処・椋岡屋

HOME > うらばなし > 北海道取材旅行

うらばなし

★北海道取材旅行

 イベント参加時に発行している「椋岡屋通信」VOL.2&3で載せたのですが、「異郷の鐘」を書くに当たって、函館に取材旅行に行ってきました、2003年春に。 かなり昔の話じゃねぇーか、と言わずにお付き合いくださいませ。

 故に、2003年4月時点のものですので、今では、ほぼ参考になりません。


北海道珍道中。詳細は本文にて紹介。

 もともとは、別の目的で旅行したのですが、同じ行くなら、描写に困っていた八戸~函館間の車窓風景をこの目で確認したい、 ということで、東北新幹線「はやて」+特急「白鳥」(2003年なので、東北新幹線は八戸までです)で、日中かけて行きました、函館へ。 お陰様で、尾上真愛さんの心理描写が良く書けていると評価を頂きました。


 この旅行で使ったのが、「札幌・道南周遊きっぷ」なのですが、非常にややこしい企画乗車券なのに、復路を飛行機にしたものですから、 発券の際、横浜駅「みどりの窓口」の出札担当社員さんも、マルス端末も唸っていました。申込書も事前にルートを確定させないと書けないものでしたし。 だから、利用者が減って、2013年3月末で発売終了になったんでしょうね(苦笑)。


 で、この旅行では、様々な目に遭いました(右図参照→)。折からの寝不足が原因で頭痛を引き起こし、あいにく鎮痛剤の持ち合わせがなくて、 とっさにひらめいてホテルのフロントで薬貰って飲んだら、風邪薬。 「飲む前に気づけっ」状態で、結局、次の日も頭痛がしたので、薬局で鎮痛剤買いました。


 また、横浜から離れたくて旅行に来たのに、「横浜中華フェアー」の文字にはやられました。それでなくても、特急「白鳥」(前述のように、当時の運転区間は八戸~函館)での、 崎●軒の「シウマイ」の車内販売に撃沈していたのに。そういえば、宿泊したホテルのエレベーターには、京急の羽田空港アクセスPRのポスターがありましたっけ。

 「恋文」で、大倉涼子ちゃんが函館山ロープウェイに乗るのに急かされて、階段を駆け上がったシーンが冒頭に出てきますが、あれは、 実際に椋岡がやられたことから来ています。山麓駅までの急坂でギブアップ気味だったのに、「それはねぇーだろ」と、ロープウェイの車内で心の中で文句たらたら。 それでも、屋上展望台まで行ったんだから世話焼けるヤツです。でも、そのおかげで、海に映える月明かりを観ることができたのですが。 とにかく、函館は坂だらけですので、観光の際は覚悟した方が無難です。


 2日目は函館を観光して、3日目に札幌と小樽に行ったのですが、トラピスチヌ修道院で写真集を買ったら、財布の中が寂しくなったので、 現金補給のため、三井住友銀行を探しました。なぜなら、写真集代を同人関係の口座から支出するためで、その口座が、 ジャパンネット銀行。当時、この銀行のカードが使えるのが三井住友だけだったんです。そのため、必死になって探したのですが、 さまよえども、見当たらず。諦めて小樽に行ったら、小樽駅前の長崎屋で、出張所を発見して、無事引き出すことが出来ました。 後日、ガイドブックを見たら、三井住友銀行札幌支店は旧北海道庁の近くにありました。旧北海道庁へ行ったのに……。


 そして、極めつけは、新千歳空港の手荷物検査でアラームを鳴らしたことでしょうか。犯人は生茶のペットボトル。 テロ対策で検査が厳しくなっていたことをすっかり忘れていたのです。ちなみに、お土産に買った「白い恋人チョコレートドリンク」には反応しませんでした。 椋岡的には、これが生茶でなくて、アセロラウォーターだったらどうなったんだろう?、という不毛な思いが未だにあります(笑)。

 おまけに、窓側の席を指定したら、エンジンの真横でした。窓からは綺麗な夜景が見えるはずだったのに……鉄い人間が乗るからでしょうか?。 2002年に大阪行った時も翼の上でした(笑)。もっとも、その後の飛行機利用時の状況からすると、これは序の口でしたが。


 と、まぁこういうことで、せっかく行ったのだから、使えるものは使っちゃおうと、「異郷の鐘」と「恋文」で、函館山でのシーンを書いております。 更に、この旅行をベースに、希望のぞみちゃんの結婚記念旅行ネタ本を企画し、 図書室掲載のリメイク作品「あの大地はどこ~?」では、北海道に入ってからの特急「白鳥」で話の展開を行っています(笑)。

 「異境の鐘」と「恋文」、密かにリンクしているんじゃないか?って言われそうですが、リンクさせているようで、舞台時節が微妙に違っています。 「恋文」ついでですが、吹奏楽コンクール全国大会を大阪にしたのも、椋岡が実際に聴きに行って、「おほなゐ~1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュ~」に涙したから、 ただそれだけです。変なところで椋岡の体験をちりばめている辺り、なかなかやらしいと思います、はい。というよりは、本人がネタ体質だから、 どうしてもネタ的要素が出てしまうんでしょう(苦笑)。


 この旅行の代償は、KATO(鉄道模型メーカー)のE231系500番台山手線仕様フル編成(もちろん完成品)のお買い上げとなりました。高くついたのか、どうなのか。

 翌2004年、震災プロジェクト関係の取材をするため神戸に行きたいと、元相方に言ったら「(2004年)9月にしない? 網干電車区一般公開があるよ」 と返ってきました。さすがの椋岡も「付き合いきれないから、一人で行ってきたら」と切り返しましたが。ちなみに、神戸への取材目的である「人と未来防災センター」には、 同年母校が夏の高校野球で甲子園に出場し、その応援に行った際、しっかりと行ってきましたが、この道中も「甲子園に行こう!」で使用。 ついでに、「甲子園に行こう!2005」も、実際に夏の高校野球の決勝戦を見に甲子園球場と、空いた時間に神戸市にある東遊園地に行ったことに基づきます。 こうやって振り返ると、結構取材旅行をしているもんですね。


以上、お粗末ながら、北海道取材旅行記+αでした(ぇ。